昔は誰でもローマ市民になれた??-ユニークな古代ローマ帝国-
こんにちは!せれびぃです。
今回は、古代ローマ帝国のユニークな一面を紹介します!!
まず、古代ローマ帝国は紀元前から存在した都市(後に領域を広げる)です。
ヨーロッパの秩序がここで作られたといっても過言ではないほど、大きな存在でした。
そしてローマ人自身もそのことを自負しており、「ローマ人で無い者はローマ人になりたがっている」、と考えていたようです。
例えば、ローマ人は自分たちとは違う者の事を「蛮族」と呼んでいました。
これは、日本人が野蛮人という言葉を作ったように、ローマ人達も他の者たちを下に見ていた表れです。
そして、ローマ人達は、彼らを「ローマ化」しようとしました。
つまり、その人たちをローマ人にしてあげようとしたのです。
歴史にあまり馴染みのない方は、
「ん?」
と思いませんか?
「だって、その人たちはローマ人じゃないんだから、ローマ人になれないでしょ?」
と思うのは全く不自然ではありません。
今の社会(少なくとも日本)では、日本で生まれておらず、また幼少期からいるわけではない外国から来た人々を、「日本人」にしようとは普通思いません。
それは、国境が明確であるからです。
しかし、古代ローマ帝国では現代の日本のように血統や国境を気にしていなかったんです。
その為、古代ローマ帝国が支配した地域の自由民であれば、
「ローマ市民権」を得ることができ、ローマ人となることができたのです。
だからといって、その人たちのもとのアイデンティティが失われたわけではありません。
ローマ人としていながらも、彼らのもとのアイデンティティは共存していたのです。
どうですか?
ローマ人はナルシストだと感じた人もいるかもしれませんが、
もともとローマ人でなくても、市民権を得てローマ人になれるという部分は
今では馴染みがなくて面白くありませんか?
また、古代ローマ帝国は現代の国際関係に関係しているので、
古代ローマ帝国からはじまる国際関係についても、じぶんなりにわかりやすく書いていきたいです!
読んでくださりありがとうございます☆